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点検Checking

定期的な点検。
「安心」の提供。

消防法の改正(平成14年3月13日公布、平成14年7月1日施行)により、連結送水管の配管及び屋内消火栓・屋外消火栓・連結送水管設備等のホースの点検事項に、耐圧性能点検が追加義務付けられました。

これは、実際にはほとんど使用することがない屋内消火栓・屋外消火栓・連結送水管用のホースは、年月が経つと知らないうちに劣化していることがあります。実際の放水圧をかけると端末部から水が漏れる可能性があり、いざというときの消火活動に支障が出る場合があるからです。

連結送水管の点検

欠陥「ゼロ」への徹底した点検。

消防活動上必要な施設である連結送水管は、建物の竣工時に放水試験及び耐圧試験を実施していますが、その後の経年変化により配管及び弁類等の一部に腐食等が進み、欠陥が生じているにもかかわらず、その実態が把握できない状況下にあります。 このため、火災時に消防隊が連結送水管を使用した際、漏水事故が発生し、本来の機能が維持できなかったケースが多くなってきています。平成14年7月1日施行の消防用設備点検基準の改正に伴い、連結送水管設備を設置して10年を経過(以後3年ごと)したものについては、配管の「耐圧性能」を点検し、消防署へ報告することが義務づけられています。

連結送水管の設置対象

  • 地上7階建て以上の建築物
  • 低層階の建物で延べ面積が6,000m²以上の建築物
  • 延べ面積1,000m²以上の地下街
  • 駐車場等を設けている建築物

耐圧点検時

  • 連結送水管を設置して10年が経過したもの
  • 点検を行ってから3年が経過しているもの(3年ごと)

点検基準

  • 送水口から動力消防ポンプ又はそれと同等の試験を行うことができる機器を用いて送水した後、締切静水圧を3分間かけて確認する。締切静水圧は設計送水圧力とする。

判断基準

  • 送水口本体・配管・接続部分・弁類等の変形、漏水等がないこと。

点検対象となる
連結送水管

各階の放水口のバルブが閉まっていることを確認します。
屋上(屋上がない場合は最上階)の放水口に圧力計を取付け放水口のバルブを開ける。
ポンプ車と送水口をホースで接続し屋上と連絡を取りながら圧力をかけていきます。乾式(屋上等に補助水槽がない建物)の場合は状況に応じて水圧試験をする前にエアー試験を実施します。

耐圧点検の流れ

圧力の降下が無いことを確認し、3分間保持します。異常が無ければ圧力を抜き、点検終了となります。

ホースの点検

「いざ」という時に機能するために

屋内消火栓設備、屋外消火栓設備等で使用する消防用ホースの経年劣化について調査をしたところ、製造後5年を経過した頃から徐々に劣化していくが、10年を経過した頃からその傾向が顕著になり、大量漏水等の症状が現れ、本来の機能が損なわれ、使用に耐えられないものが多くなってくることが分かりました。

平成14年7月1日施行の消防用設備点検基準の改正に伴い、ホースの製造年から10年を経過(以後3年ごと)したものについては、ホースの「耐圧性能」を点検し、消防署へ報告することが義務づけられています。

ホースの耐圧点検時期

  • ホース製造年から10年が経過したもの
  • 点検をおこなってから3年が経過したもの(3年ごと)

点検基準

  • ホースの端末部に充水し、耐圧試験機等により、所定の水圧を5分間かけて確認する。

判断基準

  • 変形・損傷等がなく、ホース及び金具との接続部から著しい漏水がないこと。※著しい漏水とは、噴水上の漏水または、継続する滴下が生じる状態を目安にすること。

点検対象となる
ホース

改修工事に関しては、地域・内容等により対応が難しい場合も御座いますので詳しくは御問合せ下さい。